ネトウヨに絵本を!

だんだんばれてきてると思うけど、
ネトウヨってのは右翼とは特に関係もないし、
たいそうな特定の主義主張があるわけではない。
アベを礼賛し、アベに対立するものを、
寄ってたかって叩くために、
彼らが自分たちで準備して維持管理しているツールです。
嘘と知りながらデマをながすなど、
非常に不愉快なことを喜んでやる、
哀れで愚かな人たちなのです。
自我もすでに崩壊している。
我々の行く末も大したことないみたいだが、
彼らには特別に哀れな末路が待っているだろうと思う。
良い絵本でも読めばいいのに。
文化人類学系の本もオススメです。
今からでも遅くないんだが。
2017年03月26日 | Comments(0) |

また絵本のこと

絵本のことをまだ考えているんだけど、
いい絵本とはどんな本なのかは、
意外に説明が難しい

うちの子どもたちのことで、考えてみると、
ふとした時に大昔に読んだ絵本の事を覚えていたりして、
こっちがビックリする。
本全体のこともあるが、
ちょっとしたディテールの場合もある。
ディテールは絵の場合も文章の場合もある。
子どもは絵を舐めるように見るので、
ディテールは大事。
絵本の記憶というのは非常にひっそりとしたもので、
外見的な強烈な印象はない。
それでもしぶとく生き続ける。
子どもが大喜びしたとか、何か感想を述べたとかが、
心に響いた証拠には全くならない。
本当に響いたものを言語化するほど、
子どもは大人ではないし、
またそ必要性も感じていないだろう。

記憶に残るということは、
その時心のどこかに、
ピンと響くものがあったということだろう。
人間の心というのはかなり複雑なものだから、
響かせてもらうというきっかけがなければ、
自覚することもなく埋もれているのではないか。
そういう一つ一つは小さな感情の発露や自覚が、
人間の感覚や想像力の全体を、
大きく膨らませていくのではないか。
絵本や本が最重要かと言えばそんなことはなく、
山や海や動物や人との付き合いや遊びの経験の中で、
同様なことが起きるのだろう。
人間の実感の巾みたいなものは広ければ広いほどいい。
若い母親などはためになるということを良く気にするが、
彼らが思っているためは、多分あまり重要ではなく、
愚かな我々が考え及ばないようなところで、
何かがためになっている場合はあるのだろう。
絵本を読むことはそんな現世利益的な、
単純な話ではない。

テキストに関してはリズム感、聴き心地は大事だ。
子どもは口承文化無文字文明を生きている。
我々の先祖と同じように。
昔話の実力はそういう中で生き延びてきたというのが、
強みである。

こんなに哀れに汚れちまった私ではあるが、
絵本を読めば気持ち良くなる。
国会中継を見て感じるストレスの、
全く反対の作用である。
この世に絵本があって実にありがたい。
2017年03月26日 | Comments(2) |

絵本

20170325113743a4b.jpeg

親切な友人から古い本を譲ってもらった。
これは名作である。
絵も素晴らしく文章もいい。
調子に乗っていろんな絵本を次々に読んだが、
やっぱりいいなぁ、絵本は。
私はたくさん持っているわけではないが、
あるのは選りすぐりの粒ぞろい。
少数精鋭である。
子どもの時から絵本は好きだったが、
この歳になっても良い絵本を読むと、
心が気持ちよくなる。
良い絵本は大事なもの宝物だとつくづく思う。

もちろん好きな絵とか、面白いお話とかもあるんだけど、
こうすればいい絵本になるというような定石もないし、
特にどうということもないけど、
なんかいい絵本というものもある。
ゲラゲラ笑えるものであったり、
しんみり感動したりできる必要もない。
よく言われる「ためになる」ものでなくても全然かまわない。
とにかく良い絵本を読んだ後の気持ちは、
別のことでは起きない、穏やかな気分である。
精神衛生にいいって言うのかもしれん。
確かに絵本にしかできないことがあると思う。
残念ながらそういう絵本はほとんどが古いものであるが。
2017年03月25日 | Comments(0) |

「無常の使い」

やはり涙は止められなかった。
水俣病を患いながら、闘い、
闘うことで前から後ろから、
矢を受けなければならなかった人たちの死は、
本当に壮絶で、厳しいものであった。
彼らは本当に強くて優しい。
あの境地と言うのは、
血の滲むような日々の果てに来るのであろう。
こういう人たちを見ると、
人間というにはたいしたものだと思う。

そういう彼らを近くで見続けた石牟礼さんも、
強い人である。
栄子さんの三回忌に書いた彼女の詩の美しさ。
水俣の方言の格調高さ。
これは、読んでよかった。
2017年03月21日 | Comments(0) |

異議あり!

「職人の近代」はみすずの本である。
みすず書房の本はよく読むのであるが、
どうしても気に入らないことがある。
表4に、本の内容の要約が出ている部分があるが、
ここの文章が、横組みで、句読点が、
「、」「。」ではなく、
「, 」「.」を使っていることである。
なぜわざわざアルファベット用にあるものを、
日本語で使うのか、全く意味がわからない。
間違っているし、これを見るたびに不愉快になる。
これについては、本に挟まっているお客様用のハガキで、
意見したこともあるが、
残念ながら、聞き入れてくれない。

この件に関して疑問に思うのはわたしだけなのかと思っていたが、
以前同じことを野間さんがツイートしており、
みすずと名指しでではないが。
要するに他にもこういう使い方をするものがあるらしい。
そうでしょ、そうだよね、と思った。
(野間さんはアンティファの運動をしている人で、
音楽家であり編集者でもある人である。)
これは断じておかしいと思う。
みすず書房は改めるべきであると思う。
2017年03月21日 | Comments(2) |

お口直し

あまりにひどい翻訳本を読んだせいで、
これはお口直しが必要だなと思い、
昨日は本を注文してしまった。

そしたら今朝の新聞に、
もう一冊買わねばならん本の広告が。
藤原書店から石牟礼さんの、
「無常の使い」という本が出た。
亡くなった方々への追悼の言葉集である。
白川静、上野英信、原田正純、多田富雄、鶴見和子、
などがお相手であるというのだから、
これは買わねばならんだろう。

とにかく石牟礼さんの文章が私は本当に好きだから、
何が書いてあっても構わないレベルで、
お口直しになるだろう。
苦海浄土を読み出した時の、
あのあっけにとられるような、なんなんだこれは…
という感覚は絶対忘れられない。
2017年03月17日 | Comments(0) |

暗い暗い世界

我が国の状況は一言で言ってまじやばい。
しかし「世界」を読んでいると、
まじやばい話ばっかりである。

シリアについてはあまりに複雑で理解するのはパスした。
メキシコですが、
ここの学生をごっそり誘拐殺害したという事件は、
長いこと、いったい何なのこれはと思っていたが、
やっと何となくわかった。
メキシコも軍、警察と国家がくっついていて、
どうしようもない無法地帯と化している。
ロヒンギャの問題、これも背景を知ると、
救いようのない泥沼である。
スーチーは軍をコントロールできていない。
ドゥテルテの麻薬戦争の話。
これも最底辺の貧困層のどうにもならない世界。

どうも世の中の1パーセントは、
いろんな方法で、貧乏人、ただ飯ぐらいを、
ごっそり殺して人減らしをしたいんだろうなと。
選ばれし者だけの平和な世界を作りたいんだろう。
そうとしか思えない。

共謀罪が通ったら、沖縄の基地反対運動も、
原発反対もごっそり逮捕できるようになる。
ひろじさんの例はその先取りであり、
こうなりますよという見せしめである。
ネットは監視されているので、
私のような弱小ブログも摘発されるかもしれない。
アメリカも旗色悪い。
レッドパージの時代に逆戻りしているかのよう。
どこを見ても素敵な未来は見えてこない。

昨日は経団連前まで差し入れ持って行って、
すぐ帰ってきた。
大手町とか霞が関とか、本当に苦手。
あんなとこあまり行きたくない。
2017年03月08日 | Comments(2) |

「のれん」

東芝が潰れようと、日立が潰れようと、
原発にかじりついてるからだ、バカだ、
と思うのは仕方ないけど、
日本を代表するような大手企業が潰れるということは、
社員ではない我々国民にとっても大問題である。
日本の富が失われることだから。
日本の富が次々に外国に持ち去られている事実は、
ちゃんと見なければならん。
と思って、歯を食いしばって世界の、
「債務超過の悪夢」を読んでいるが、
唖然とするほど理解できない…
あほなおばちゃんにはあまりに難しすぎた。

うっすらわかったのは、
監査法人というものの怪しさ。
監査法人と投資銀行が組めば、
企業は潰せるのではないか。
もう一つ驚いたのは「のれん」という言葉が、
真面目な普通の経済用語であること。
東芝が2016年に公表した、
プレス・リリースのタイトルは、
「CB&Iの米国子会社買収に伴う、
のれん及び損失計上の可能性について」
というのである。

企業買収の際の買収価格と、
買収対象会社の純資産価値との差額は、
会計上、一旦、「のれん」として資産計上する。
これは第三者に転売することのできない、
会計技術上の疑似資産であると。
この「のれん」が何やら怪しいのである。
全く舟場の話みたいじゃないか!
(訂正 舟場は間違い→船場)
2017年02月20日 | Comments(2) |

うさこちゃん

ディック・ブルーナが死んでしまった。
つい先だって、このブログで、
「ゆきのひのうさこちゃん」という、
タイトルを使ったばかりだが、
あれはもちろんブルーナの引用である。
この通りの書名の本があった。
現在はミッフィーと呼ばれているが、
あのうさぎは私があの本を手にした時代は、
うさこちゃんと呼ばれていた。
私にとっては今もうさこちゃんである。

ああいうきゃらくたーきゃらくーした絵が、
好きかどうかは分かれるかもしれない。
当時はそういう意見もあったし、
私もどちらかと言うと諸手を挙げて、
好きとも言えなかったような気もする。
でも、キティーが出た時は、
うさこちゃんの勝ちー、と思ったものだ。
うさこちゃんの可愛さの源は、あの顔の輪郭である。
幾何学的っぽく見えるが、あの線は探って探って、
ここというところで決めた線である。たぶん。
非常に有機的な味のあるラインである。
類似する絵本は数あれど、
やはりうさこちゃんには元祖の貫禄がある。

合掌
2017年02月18日 | Comments(0) |

民主主義の人気

「世界」にもう一つ民主主義に関する、
世界的な統計調査の記事がある。
「民主主義の脱定着へ向けた危険」
タイトルがなんかちょっと変な気もするが、
メルボルン大学とハーバード大学の先生の、
共著の、浜田江理子氏の翻訳である。

アンケートの分析だが、
アメリカとヨーロッパで同様の質問をする。
アジアのものはないが、
これが日本とも完全にシンクロしている。
言えることは民主主義に対する支持の低下、
権威主義、軍政に対する支持の上昇である。
過去30年のアメリカの数字で、
非民主的の代表と言える「軍政」が、良い、とても良い、
とする人は増え続けている
現在では六人に一人。
特に富裕層で急速に増加している。
この傾向は富裕な若者の層で特に強い。
1995年の調査、軍による統治が良いと答えたのは、
6パーセント、それが現在では35パーセントである。
ヨーロッパでは6パーセントから17パーセント。
これは民主主義を憎んでいるかの様な現政権を、
支持する若者が、東大に多いという、
日本の状況とも重なっているように思う。
いま手元にある富を1円たりとも他の人のためには使いたくない、
と考える人々が、
民主主義を嫌っているんではなかろうか。

ヨーロッパではやや緩やかな変化ではあるが、
世界的な傾向である。
全世界的に民主主義は支持を失いつつあって、
ここまでくると、
始めるのは大変だなぁ…と弱気になる。
2017年02月16日 | Comments(0) |

バカにされてばっかり

親切な友のおかげで又、
天正少年使節のテレビの録画を見ることができた。
しかしだ、なんで最近の番組は、
あんないい加減な再現ドラマを絡めるのか。
場面の設定の信ぴょう性のなさで、
かえって事実から遠ざかる間違った印象を植え付ける。
せっかく星野さんの話を聞こうと思ったのに、
嘘くさいラガッツイが海辺を歩いているシーンなどに、
時間を食われて、肝心の内容が薄くなってしまった。
人をバカにしとるのか?
ああいうものがなぜ必要か、心から理解できない。

この前娘とも話したが、
「土と内臓」のイントロの部分、
やけに馴れ馴れしい文体で、私は初っ端から、
えっ…と、愕然として、
一瞬止まって、翻訳者の名前を確認したりした。
本文に入るとだいぶ良くなったので、
許してやったが、ちょっとギリギリ。
初っ端から硬い文体だと、
本が売れませんよと、うるさく言っている、
編集者が横にいるのかな。
あまりにも文体が砕けすぎると、
内容の信頼性さえ揺らぐし、
こっちはまじめなんだよ、と不愉快な気分になる。
文体にも映像にもTPOというものがあるだろう。
2017年02月14日 | Comments(0) |

子どもの貧困

子どもの貧困と言うけど、
親の貧困でしょう?と思っていたが、
やっと真相が分かった。
一般に貧困の問題を解決しようとすると、
「自己責任!」と大合唱する、
人々が大量に湧いてくるのだ。
貧困問題に関わる人は、みんな、
この責任ある立場になる前の子どもを、
突破口にして貧困問題に立ち向かっているのである。
なんか、なるほどだけど、情けない気持ちにもなる。
子どもを盾に、文句を封じなければならないとは…

それにしてもやるべきことは多いのに、
福祉を切り詰めて、
オスプレイは世界一の値段で買うのだからねぇ。
地道に取り組んでいる人には頭がさがるよ。

子どものための分野も、
地方の小さい自治体で頑張っているところが多い。
彼らにとっては少子化対策という意味合いも強いが、
「子どもは地域の宝だから」と、
少ない総予算の中から大きな割合を、
子どもたちのためにさいて、
給食の無償化などに取り組んでいる。
どんな理由にしろ、それはやはり嬉しい言葉である。
2017年02月13日 | Comments(0) |

「世界」から貧困の話

駅前の大入道のおっちゃんが、
手術することになったと、店を閉めて以来、
もう1年近いんじゃないか。
戻ってきてくれない…
わたしが行くとすぐ棚から世界を抜いてくれた。
あんな小さなキオスクで、毎月5、6冊は並べていたから、
困っている常連さんも多いだろう。
おっちゃんがどうしているのか、
消息がわかればお見舞いに行きたいぐらいである。
近隣ではあそこしか「世界」が置いてなかったから、
今日は街まで世界を買いに行った。
そしたらもう次のが出ていて、二冊買うことに…

まずは子どもの貧困の特集。
貧困の現場の話が凄まじく、まさに安達ヶ原である。
子どもの貧困はその親の貧困であり、
老人世代の貧困もかなり深刻である。
生活保護に関して言えば、
最も多いのが老人の世帯である。
しかしこの生活保護からして、受ける資格があって、
生活は十分苦しいのに8割近くが受けていない。
とりもなおさず生活保護バッシングの「成果」である。
不正時給は0.4パーセントほどで、
そのほとんどが親に内緒で、
子どもがアルバイトをしたケースだと読んだ事がある。
これが不正と呼ばれ、叩きまくられる現状は、
わたしから見ればどうかしていると思うが、
これらの状況から、相談窓口で、
生活保護だけは受けたくないと激昂する人もいる。
小田原市役所の話もあるように、
そんなにまで叩かれ馬鹿にされるくらいなら、
いらないという気持ちの方がわかるほどだ。

持病や知的障害や、精神障害といった、
困難を抱えながら、どのような公的福祉にも頼れずに、
ただ赤貧に甘んじて非常に孤独な中で生きている人たちが、
この日本にはいっぱいいる。
中世の闇よりも、
よほど暗いのではないかと思う。
寒い夜に読むに、全然うってつけではない。
2017年02月11日 | Comments(2) |

鬼の研究 一つ目の鬼

異族の中には、すぐれた知識をもつものもあり、天文の知識などでいろいろ未来のことを予知したり、あるいはすぐれた医術の知識をもつものなどもあった。西域からは、そのような異能の者がきた。そのようなものを神に仕える【臣】とするとき、片目を破ることがある。

白川静botより

この前の「鬼の研究」に、
日本の書物に初めて出てきた鬼として、
出雲国風土記天平5年(733年)にある、
一つ目の鬼の話が出てくる。
一つ目小僧の原型と思われるが、
あの真ん中にいっこ目があるイメージではなく、
片目というのが本当である。
柳田國男の詳しい引用が出ているが、
これはこの白川さんの話と内容はほぼ同じである。
神様の所有物としての刻印であり、
逃げないようにという対処でもある。

わたしはすぐ白川さんの本の話を思い出したが、
どこに書いてあったかわからなかった。
そしたらうまい具合に白川静botにこれが出てきた。
臣という字はもともと一つの目の形である。

追われてか、逃げてか、山に入った片目の臣が、
里人から鬼と恐れられたのではないか。
山はアジールであったから、
世間で生きていけなくなったものたちが、
隠れ住んだものであろう。
これも寂しく寒々とした話である。
2017年02月11日 | Comments(0) |

「世界」からデトロイトの話

世界でもう一つ面白かったのはデトロイトの事。
デトロイトは市が破産して、
公共の財産をどんどん売っぱらって、
公務員が減って、公共の仕事も回らなくなり
住人はどんどん出て行って、
大変荒んだ状況になっていたわけです。
それはほんの数年前のことだったが、
なんと現在空前の活気を呈しているらしい。

若い不動産関係の実業家が、ほぼ一人で動かしている。
どんどん空きビルを買って、
手を入れて新しい起業家に貸す事業を成功させている。
街中のビルはほとんど彼の持ち物になっている。
記事では、「街はものではない」
という疑問を挟んでるけど、
この彼の場合はデトロイトの出身であり、
この街に愛着を持っているから、
一般の商売の投資では避けるような、
リスクのあることもやるという。
アメリカのメディアは好意的に書いていたりもする。
要するに郷土愛と商売の二本立てで、
都市を丸ごと手に入れてしまったというような話だ。
なかなか興味深い。
アメリカではこれとは違うが、公務員がほとんどいない、
民間企業が運営している市もある。
この場合は豊かな住民が、必要なサービスの類を、
民間の会社から買っている。
新自由主義が行き着く先は、こういう全て民間企業がやり、
公共という概念がなくなることである。

都市はものの集まりだけど物ではない、
というのもわかる気もする。
都市には人間が含まれていて、人は物ではないから。
しかし街は自然発生的にできるばかりでもない。
企業城下町というのもある。
問題はコミュニティー全体のための仕事を、
誰がどういう形でやるかである。

インデアンはそうは言わないが、
現代では土地は実際ものだからね。
サービスという言葉を使えば、
それも確かに現在ではお金で買えるものである。
コミュニティー全体のための仕事は、
サービスといえるのか。
独裁者のような個人が街の実質的な持ち主になれば、
中世の領主様と農奴みたいな状況にならないとも限らない。
やはり公共という事をどういう風にかんがえるか、
もしくは考えないか、という話になる。
意外に難しい深い問題である。
2017年02月08日 | Comments(0) |

EUとイギリス最終回や

ここからはかなり専門的な経済の話になるので、
私のおぼつかない理解のかぎりであって、
間違いもあるかもしれないがお許しを。

EUは今や参加国がどんどん増えて、
それぞれの国の事情は様々である。
ドイツのようにしっかり稼いでいる国もあれば、
イギリスに関しては常に貿易赤字であっても、
金融で儲けていた。
いいとこがあんまり無い国もある。
だから国民の必要とする政策は、違うはずであるが、
EUは国ごとの自由な政策決定を許さない。
そこらへんに牛耳っている皆さんの思惑が出る。
EUの要求を呑んだギリシャは、
GDPを25パーセント減少させた。
スティーグリッツも非難しているように、
国民がごっそり死ぬでもしない限り、
こういうことは普通おこりえない。
ギリシャ人の稼いだお金は、
誰かに奪い取られたのである。

イギリスのシティーとアメリカのウォール街、
これが世界の金融を動かしている。
ロンドンには、JPモルガン8000人、
バンク・オブ・アメリカメリルリンチ4500人、
シティ7000人、クレデイスイス5000人、
ゴールドマンサックス5500人、
モルガンスタンレー5000人、ドイツバンク7000人、
UBS4000人、など約7万人がいる。
これの他に法律事務所保険業務など、
投資銀行とセットで働く人たちがいて、
これらが移動する場所はないだろうと。

投資銀行にとって現在利益の中心は、
企業合併、企業買収である。
株や金融商品あたりまでならなんとか想像ができるが、
このM&Aと言うのは誰の都合で決定され、
どこらへんにお金がかかるのか、
私にはよく理解できない。
今、東芝や日立がこのM&Aで大きな損を出したらしいが、
多分その損失分はそっくり、
これらの会社に流れていったのである。
まさに元凶である。

大きな戦争を経て、その反省を踏まえて、
始まったEUであるが、
作られた経済格差が、難民を生み、移民を生み、
民族差別や排外主義が再び巻き起こっている。
実に情けない話である。
ま、この話はおしまいや。
2017年02月03日 | Comments(0) |

EUとイギリスのまた続き

2017020209114007d.jpeg

世界に出ていた表をそのまま写真に撮ろうかと思ったが、
色鉛筆もたくさんあることだし、
よこ組にして書き直してみた。
新しい試み、笑。
(ちゃんとスキャンしたほうがよかった?)

イギリスが移民にとってなぜ魅力的かは、
その社会保障制度にある。
政府は必ず嘘をつくと言うのは、
堤ミカちゃんの本のタイトルだが、
嘘ともう一つの技は内緒である。
消費税を上げるときには散々日本の税金は高くないと言うが、
税金が高いか安いかは、
それの使われ方と強く結びついているので、
それだけを云々(うんぬん)しても無意味である。
(↑アベソーリー用)

全く知らなかったが、イギリスは結構すごい。
サッチャー政権がこれをCに近づけようとしたわけだが、
そこまで崩れていないと言う。
あの時の大反対の騒動の意味が今頃わかった。
租税中心と言うのは、北欧にあるようなタイプで、
年金なども税金から支給される。
我々は年金も保険料も税金とは別に自分で払っているが、
それでもろくにもらえない。
日本はCにかなり近いBではないかと思う。
Cはもはや福祉国家とは言えない。

ここでは触れていないが、教育費や、住居費、
公共交通機関の料金や、電気ガス水道電話などの料金、
などを考え合わせると、
日本はそれらがかなり高いですから、
日本の庶民の生活は最低のレベルだと思う。
非常に高い料金を黙って自己責任で支払っている感じ。
それでも日本すごいと喜んでいる人は、
どうかしている。
喜びながらお鍋の具になるしかない。
2017年02月02日 | Comments(0) |

イギリスとEUの話続き

そして労働者の状況はどうかといえば、
移民に職を奪われ、不満が募っている。
意外にもEU圏外からの移民はコントロールされているが、
圏内からの移民が増え続けている。
例えばギリシャやスペインから。
移民は自国で食べられないから出稼ぎに来るわけだ。
これが、例えばギリシャの話でいうと、
財政破綻、金融危機で、失業率は60パーセントを超える。
スティーグリッツはこう批判している。
「欧州委員会、IMF、ヨーロッパ中央銀行が、
ギリシャに強要した経済改革プログラムのせいだ」と。
また、これもあっけにとられる話だが、
2004年から2014年までEUの大統領とも言われる、
欧州委員会委員長を務めた、元ポルトガル首相、
J.M.Dバローゾは、退任後、
ゴールドマンサックスのヨーロッパ法人会長になる。
でたっ。
ゴールドマンサックスは、
EU加盟時のギリシャ政府のアドバイザーであり、
EUがギリシャ制裁する際のEU側のアドバイザー、!
ギリシャの超緊縮政策と引き換えに、
EUが支出した金は、
ゴールドマンサックスに還流したのであり、
この時の会長がバローゾであった。
寄ってたかってギリシャを食い物にし、
移民を作り出していたのは、
EUを牛耳っている人たちなのである。
EUも、だし…
2017年02月01日 | Comments(0) |

「世界」1月号から

今「世界」で、EUとイギリスの話を読んでいるが、
伊東光晴という経済学者のおじさんと、
超意見が合うことがわかった。

これはかなり重要な話が出てくるので、
何回かに分けて紹介する。
要するに難民にしても移民にしても、
作り出している人は同じエスタブリッシュメントである。
現実の難民の処遇の話と、難民問題は別である。
スタバが難民の雇用をきめたと、
ほめそやしている人もいるが、これも典型的な話。
スタバは完璧に、難民を作り出している側の企業なのだから。
こうやって騙されているうちは、解決は遠い。
2017年01月31日 | Comments(0) |

葵上、恥辱

葵上の六条についてもう一つだけ。
般若は嫉妬に狂った女の面なのだけど、
六条の心にあったのは、
どちらかというと恥の感覚ではないかと、
馬場さんは書いている。
これはものすごく納得できる。
年甲斐もなく光源氏に入れ込んでしまったこと、
その感情に支配され生霊にまでなってしまった。
そして光その人に、
自分の生霊であるということが知られてしまったこと。
これらのすべてが恥ずかしくいたたまれなかった。
六条の心の闇の中にあったのは恥辱であったろうと。
六条という人は賢そうな感じで誇り高い人そうだから、
これは辛いんじゃなかろうかと、
私は完全に気の毒になった。
最後は穏やかに、僧の読経に唱和してお終いになるのだが、
その時にもあの般若の面を着けているわけである。
そこが何とも悲惨である。

恥の感覚は人の行動を規制する要素になる。
それは昔も今も世界中で変わらぬ部分と、
その時代の文明の常識なども絡んで成り立っている。
人は恥辱によって死ぬこともありうるのではないか。
恥の感覚のない人間は長生きしそうである…
2017年01月28日 | Comments(0) |
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