抗生物質の続き

人の体は30兆個の細胞と100兆個の細菌の、
両方でできている。
これ、いつ聞いてもびっくりだ。
そして、その細菌の多様性こそが重要である。

腸内で細菌たちは競い合って生きている。
アメリカの健康な女性が歯の治療をして、
その感染症予防のために出された、
抗生物質のために二週間後に、
死んでしまった事例がでてくる。
普通の健康な腸の中では、
他の細菌が抑制してくれているため繁殖できない、
毒を出す悪い菌(クロストリジウム・デフィシェルという)が、
抗生物質によって他の多くの細菌が死んだために、
急激に異常繁殖したためであった。
(この前の映画を思い出すが、)
これは12分で二倍になるというやつで、
あっという間に腸内をいっぱいにしてしまう。

よく新聞などで見る院内感染の事も思い出される。
入院患者の多くは手術の後の感染症予防のために、
必ず抗生物質を投与されている。
腸内の細菌叢はがくっと減って、
バランスが崩れている状態である。
そんな時にちょっと悪いやつが入り込むと、
恐ろしいことになるわけである。

細菌を大事にしようよ!
ほんとだよ。
2015年11月30日 | Comments(0) |

また抗生物質の話

最後まで読んでいなかったことに気がついて、
突然「失われて行く我々の内なる細菌」
をまた読み出した。

著者は怪しい人ではない。
アメリカの免疫学会の会長もやり、
長い研究実績もある。
陰謀論などの怪しげな煽りものではなく、
非常に厳密に母数の多いデータを取り、
海外の研究者とも共同で、
現在も続けられている研究の結果を書いた本である。

テーマは体の中の細菌の働きについてであるが、
この本が警告しているのは特に抗生物質についてである。
子供が小さければ小さいほど、投与は危険である。
抗生物質によって殺された細菌は、
薬の種類にもよるが、二度と復活しない。
近年増え続ける免疫系の病気は、
ほとんどと言っていいほど、細菌叢の不足、
アンバランスに関係しているのではないかと。
喘息、アトピー、花粉症、各種の食品のアレルギー、肥満、
糖尿病、そして自閉症である。
脳の神経伝達物質セロトンは、
(自閉症の場合血中セロトンに異常値がみられる)
脳で機能し脳で作られると考えられていたが、
実はその80パーセントは腸内でつくられる。
腸内の様々な働きは、
腸内細菌とは非常に深く結びついている。

近年急に増えた病気と、抗生物質の関係は、
どうもかなり深刻そうである。

TPPについてでも書いているように、
薬剤の業界は非常に強い圧力団体なので、
よほどのことがあっても、因果関係を正式に認め、
使用をやめるという風にはならないだろう。

だから自分で自分を守るしかない。
成長期の抗生物質の投与については、
私はやめた方がいいと思う。
大人もなるべくは。
(ワクチンの類も)
2015年11月30日 | Comments(0) |

掃除だよ、掃除。

四角い部屋を丸く掃くという言葉があるが、
私はズバリそれです。
応用編として庭も同様、
四角い庭を丸く掃除して来た。
語感からいくと隅っこがダメという感じだが、
私の場合は内接円ですらなく、境界からだいぶ離れた、
真ん中だけをちょろっとやってたのである。

落ち葉の季節は、外の道路もやらねばならない。
近所のおばさんやお向かいの小学校のおじさんが、
異常に働き者で、ちょっと油断すると、
うちの前まで掃除してくれたりして、
肩身がどんどん狭くなるので、
外の方がどちらかというと優先である。

今回行きがかり上、庭の辺境地帯の掃除に、
初めて手をつけてしまった。
辺境地帯は、さすがに意味不明のゴミが、
放置してあったりして、手ごわいのであった。

我が家はじーさんが、隠し持っていた、
ガラクタが後生大事にそこここに保存されており、
それらの処理をゆくゆくやらねばならない。
物置を開けて、無言で閉める。
いまんとここれについては、そういう感じ…

庭はだいぶきれいになって、広くなった!
2015年11月30日 | Comments(0) | 未分類

長崎

「クワトロ・ラガッツィ」から、
「みんな彗星を見ていた」を読んで、
次に「黄金旅風」という江戸時代、
家康が死んだ後のあたりの長崎を舞台にした、
小説を読んだ。あと「黄金の日々」も。
その結果、長崎は日本の中ではかなり特殊な、
すごい場所なのかもしれないと思ったんだけど。

日本のキリシタンの数は、
普通の日本人が思っているよりずっと多かったようだ。
ことに、長崎。
長期に渡る過酷な弾圧になるべく触れたくないから、
現地に行っても、史跡としても残されていなかったり、
あっても、 なるべく目立たないようにされていたり。
地元の人も知らないし、聞いてもわからない。
これも一つの歴史修正主義である。
かたや、国外のキリスト教関係の資料では、
殉教は非常に重要なテーマであるから、
詳しい資料が残されている。
決して忘れないという執念とも言えるほどに。

早くから日本の海の窓口であった長崎は、
インターナショナルな街で、活気に満ち、
世界中の商品が商われ、
中国、韓国、琉球、ポルトガル、スペイン、オランダ、
様々な国の人たちが、混ざり合って、
仲良く暮らしていた時代がある。
なにより、たくましい海民のメンタリティの町。

当時の航海は大変な危険を伴うもので、
瞬時の判断、予測する知力と、勇気と体力、
運の他に多くのものが必要だった。
自然の脅威の前に己のちっぽけさを、
嫌という程知らされる。
それでも行く強い意思と好奇心を持った人たちは、
自ずと大きな視野をもつ、国際人になって行く。
海に生きる人と小さな島国の中に定住する人とでは、
やはり違いが出てくるのは当たり前と思う。

そしてその後の原爆である。
浦上天主堂は、
信者の寄付だけで作られた教会としては、
アジアで最大のものであったと、何かで読んだ。
よりによって、キリスト教徒の町の、
重要な教会を、なぜ破壊したのか。
長崎が繁栄した時代には、
まだアメリカは台頭していなかったとはいえ、
同じキリスト教徒の国が、なぜ長崎を選んだのか、
何とも言えず、微妙な嫌な感じがしてしかたない。
その経緯と流れが知りたい。

本当は読みたいんだけど、
島原の乱に関する本は、恐ろしくて
まだ読めない。
あれは、凄まじすぎる。

長崎は何度も繰り返し破壊された場所なのである。

とにかく学校で教わる日本史は、
あちこち本当に怪しいものであると思う。
それは確か。
お上がこうであれかしと思ったストーリーでしかない。
2015年11月29日 | Comments(0) |

「腐る経済」

「田舎のパン屋が見つけた腐る経済」
という本がいように面白い。
一年以上前に出た本らしいが、
私が知ったのは韓国語版が出て、
韓国でも大好評という記事であった。
私が手にした本はなんとすでに10刷であった!

岡山県の勝山というところで、
パン屋さんをやっているお兄さんが書いている。
この人は麹カビを自家採集して(そこらにいるカビを捕まえて)
麹をつくり、パン種を作っている。
米は有機栽培ではなく、
自然栽培(一切肥料をやらずに育てたもの)でなくては、
うまくいかないのだという。
発酵に影響するから、最近の新しい家ではできない。
新建材にふくまれる化学物質を避けるため、
100年以上経った古民家でやっている。

資本論を紐ときながら、現在の経済のあり方に、
異議を唱えている。

財産がお金という腐らないものになって以来、
とめどなく蓄積することが可能になって以来、
世の中はゆがんできた。
この著者に完全に同意する。

発酵と腐敗が科学的には同一の過程であるのは、
本当に皮肉なことである。
腐る世界で生物は生きている。
もしなにも腐らなかったら、あっという間に、
地球はいろんなものの死体で埋まってしまうだろう。
腐らない事がいかに不自然なことか。
そして人間の都合で腐らなくするための、
努力の積み重ねの中で、
我々は今、命の危険にさらされている。

そのパンをぜひ一度食べてみたい。
会長は脱帽である。
心の中で「麹ともの会名誉会長」に
任命させてもらった。
2015年11月26日 | Comments(2) | 「麹ともの会」

急に犬めく今日この頃

私は、まあいつでもいいしと思っていたが、
夫や娘が次の犬は?という感じで、
ついにこの前の休みの日に、
もらいっこの注文メイルを出してしまった。
ところがその翌日に、
フロドの兄弟を飼っていた人にばったりあって、
話していたら、その人は現在軽井沢で、
置いてけぼりにされた猟犬を飼っているのだが、
その方面でちょうどいい子がいるという話がでた。
まあ、連絡したばっかりで、まだわからないので、
もしそちらがダメなら考えるということになった。
そんなわけで、にわかに犬めいてきている。

どっちにしても、トライアルで犬がくることになると、
当面、一つ問題があった。
うちのこれまでの犬はデカくて頭が入らなかったし、
家出する気が全然なかったが、
裏の家との間の塀の足元に少し隙間がある。
以前遊びにきた友達の犬がそこから出ちゃったことがある。
うちに落ち着くまでは、家出願望もおきるかもしれんし、
今度の犬は少し小さめになる可能性があるので、
あそこを何とかしなければと考えていた。

今日は雨になりそうだったので、早朝から、
家にある材料で、工事をしようと決めた。
まずは雑草や木の脇の枝などを切って、
大掃除が必要であったし。
小雨が降り出したが何とか当面これで大丈夫だろうと、
いう感じになった。

これで庭で自由に遊ばせてやることができる。
犬も出会いもんだから、
まだどうなるかわからんがね。
2015年11月25日 | Comments(4) | 動物

も一つハサン。

@HASSANKONAKATA: 西欧人が人道の仮面を脱ぎ捨てて牙を剥き始めた。それが悪いと言っているのではない。人間の醜く邪悪な本性を抑え込んで表面的に安全な存在として振る舞わせる様々なレベルの仕組みを備えていることが文明の条件なのだから。 https://t.co/BDMYG8owIh

文明というのは確かにそういうものだと思う。
上品さや文化の洗練と言うのもつくられたものだから。
身も蓋もなくざっくりいうと見栄やね。
文化程度が高いという自負心が、
ある種の協調性や寛容さの支えになってきた。

しかしそれ以外に、動物には、
本能的なある種のバランス感覚というのもある。
それも大事なんではないかという気がしている。
動物を見るとそう思う。
文明以前の人間の赤ちゃんや幼児も。
必要以上に暴力的でない方が自分にとっても、
楽だし、というような感覚。

そのどちらも、もうどうでもいいという人が、
でてきている。
生物としての本能も、人としての矜恃も、
共々脱ぎ捨てたひとびとが。

アメリカには愛国者法というのがあって、
テロリストは裁判を受ける権利がない。
じゃあテロリストと決めたのは誰なの?という…。
最近ではフランスでもイギリスでも、
テロの実行犯と見なされる人は射殺されて幕となる。
身柄を確保するという気は最初からないようで、
裁判にかけて事実関係を明らかにしたりは、絶対
避けたいんじゃないか、という風に私には見える。

ひとたびテロとなれば、痩せても枯れても、
文明が作り出した成果である司法体系も、
あっさり崩れてしまう。
この調子でいくと、
ルペンが大統領になったりなんてことが、
あったりする?
2015年11月22日 | Comments(2) | 未分類

よく頑張りました!涙

昨日のお通夜と今日のお葬式の話を聞いて、
またひとしきり涙であった。

昨日はお父さんのはるとくんの挨拶が良くて、
みんな大泣きであったらしい。
今日は高校の先生、サッカー部の先生、
お友達がそれぞれ気持ちのこもった挨拶してくれ、
涙涙のいいお葬式であったと。

みんなに沢山のお花と、サッカーのユニホームや、
グラウンドの土も入れてもらったという。
この春入学して7月の末には入院したのに、
本当に皆に愛されていた子であった。

はるとくんとひろみさんには、
あんまり悲し過ぎるけど、
皆に心を込めて送ってもらって、
よかったねと、言いたい。

ゆうとくん、若いのに人徳!!
2015年11月21日 | Comments(4) | 未分類

念をおくるで!

大阪の皆さん、先日はお世話になりました。
明日こそ、「おおさか維新」退場さしてください!
橋下は、最低です。
2015年11月21日 | Comments(0) | 未分類

ハサンせんせの言葉

@HASSANKONAKATA: 我々は世界の悲惨に目を閉ざし無知なままに人生を享受してよい。人間はそのように創られているのだから。だから世界が自分のことを気に留めてくれるなどとは思うまい。たとえ、不条理に殺されようとも。

ハサン先生のこの達観ぶり!

「人間はそのように創られている」のか?!
そうなのかもしれないね。
イスラムの教えは自分のことばかり考えるな、
神さまにお任せしろということですが、
この達観がニヒリズムにつながるかといえば、
そうでもないところがいい。

私もこの域にいかないとダメやなぁということやな。
2015年11月21日 | Comments(4) | 未分類

テロや死のこと

@TsutsumiMika: はい同じメカニズムです。幾つかチェック項目があり、まずお金の流れですね。ノースロップグラマンやロッキード、レイセオンなどチェックしてみて下さい。RT @bombomburger堤さんの分析が新聞テレビと違い非常に参考になります。911直後と同じ流れと言うご指摘、例えばどこをみて

堤みかちゃんついとより

これらの株がすごい勢いであがっているようです。
9・11の後とおなじであると。
レイセオンはアメリカの軍需メイカーです。

ムスリムによるテロと煽ることは、
アラブの国々をがんがん空爆して良いという世論に、
誘導する役割を果たします。
フランスはEUの主要国の中では右傾化するのがたやすいと、
見られていると思う。
あの風刺漫画出版社へのテロと、間をおかずに、
もう一つ必要だったのだろう。
一人一人の普通の人の死など、
それが同じ白人であっても、
気にかけるような相手ではない。


今日はゆうとくんのことが心にあって、
何をする気にもならず、掃除をして過ごした。
(ま、これは必要なことだったし。)
死の前日は意外に元気に、
リハビリをしたいと言っていたと。
お葬式には姉があんたはこなくていいというので、
行かないことにした。

お母さんのひろみさんと電話でちょっと話した。
何もできなくてと詫びたら、
気にかけていただいただけで嬉しいですと。
さっきビールを買ってきた。
ゆうとがおばあちゃんにうまく会えるように、
飲みながら祈ることにする。
(お姉ちゃんはけっこう犬嫌いみたいだったけど、
ここにピピンも参加してくれると面白い。)
2015年11月19日 | Comments(4) | 未分類

この世

最近のテロはどれも、
ムスリムがやっているのではない。
ムスリムを憎むように仕向けるため、
孤立させ、分断するためにしかけられている。
それは、場所の選択やその後の西側の報道を見るにつけ、
確実にそうだと、私は言える。

本当に世界は汚れ切っている。
あらゆる人が仲良く平和に暮らすことを、
望まない勢力が力を持ってしまっている。

騙されてはいけない罠が、
次々にしかけられる毎日を我々は生きている。
2015年11月19日 | Comments(0) | 未分類

安らかに!!

お姉ちゃんの長男の四人の子供のうち、
上から二番目のゆうとくんが、
今朝の未明、しんでしまった。
サッカーの練習で足を骨折し病院にいったら、
青天の霹靂的に白血病の診断が下った。
手術もして、よくなるかと思われたが、
時間がたって拒絶反応が出てきて、
ここしばらくはかなり危ない状態だった。

まだ高校生である。
若い人が亡くなるのは、もう別格に悲しい。

わりに口数の少ない少年であったので、
私はたまにあってもそんなに話したことはない。
最後にあったのは、お姉ちゃんが死ぬ前、
病院から一時帰宅して、
孫たちを集めてとんかつパーティーをした時、
去年の夏である。
その時すでに彼は入院していた。
足がまだ治っていなくて松葉杖をついていた。
私が揚げたとんかつをたくさん食べてくれた。

合掌
2015年11月19日 | Comments(0) | 未分類

モンサントが

モンサントは世銀とIMFの融資を受けて、
ウクライナで広大な土地を購入したらしいです。
こういうのがやりたくてウクライナ政権を転覆したわけだね。
モンサントは現状の経営状態は良くないと言われていますが、
仲間だから、助けてもらえるのです。

ハサン先生はテロ組織としては、
国家の正規軍が一番強いと言ってたけど、
その通りだと思う。
2015年11月16日 | Comments(0) | TPPについて

西の旅まとめ

今回の旅は何と言ってもスケジュールがタイトで、
のんびりお土産屋をひやかすなんていう時間が、
どこにもなかった。
従ってほとんど買っていない。
高松で張り子「奉公さん」を買ったが。
(わりに有名な張子だけど悲しい言い伝えがあってビックリ!)

食事に関しては、高松で夕食を食べたお店も、
直島の宿も驚くほど美味しかった。
野菜も魚も食材が良いし、味付けのセンスも文句無し。
蓄積された文化の高さを感じる。
わが国は古代より、文化は南から入ってきて、
瀬戸内海を通って関西に着いた。
海の道が人や物や文化を運んでいたのである。
また、人々が非常に親切で感動的なほどだった。
大事にしなければならないものが、
地方にはまだまだあるなぁと思った。

広島はやはりいろいろ考えさせられた。
平和運動を支えていた中に組合組織があり、
その中で電気労組関係は比重が高い。
そういうわけで反原発には腰が引ける。
国策であろうが、仕事であろうが、
(突き詰めればお金の問題であるが、)
みんながそろそろ一匹の生物として考えて、
この世から、核はなくさねばならないと思う。
しかし、地方自治体としての広島県は、
本当に立派だと思う。
大事なところにお金を使っている。
それを県民がちゃんと支持しているんだから偉い。

帰りの直島から岡山にかけて一緒になった、
ドイツのおばちゃん2人組が、
カバンにつけていたNOのタグに注目してくれたので、
一つづつあげた。直島の宿帳にも貼ってきた。
(実は隠し持って行ったのである。)
韓国の兄ちゃんたちにもあげれば良かった…

私は厳寒期を除くとほぼ年中、窓を開けて寝ているので、
ホテルの締め切った空間が苦手である。
とにかく暑い。
連日よく眠れなかった。
好みは超原始的でそのくせ神経質、つまり私は、
原住民のお姫様のようであることがわかった。
おーつかさんはこまめに荷物をコインロッカーに預ける。
私はさほどリックの重さは気にならなかったが、
預けたことで疲労の堆積は少なかったのかもしれない。
帰った時もけっこう元気だった。
年寄りにはこういうまめさが必要であろう。

直島の美術館はつんぼ割引なし、ぷんぷん。
高い。
お宿はサラリーマンのおじさんと一緒の、
ビジネスホテルだし、
移動はほとんど電車かバスか歩きだったし、
全然贅沢なことはしなかったが、
それでも旅はお金はかかるなぁ。

しかし総合的に見て大変充実した良い旅であった。
つんぼは感謝のみ。
またも先達はあらまほしきものなり。

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三人で写っているのはこれ一枚だけ。
大阪のおっちゃんが撮りましょうかと、声をかけてくれた。
とにかく姉もおーつかさんも、
何度やってもiPhoneで写真をとるのが下手で、
一回撮るごとに、指の入ったのやブレブレを、
大量生産してしまう。
それに比べると、大阪のおっちゃんはだいぶ上手やったな。

おしまい
2015年11月16日 | Comments(6) | 未分類

西の旅6

南蛮文化館は、最近急浮上した行きたい場所である。
私は「クワトロ・ラガッツィ」以来、重症の南蛮かぶれで、
ついこの前でた、星野博美の、
「みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記」
も読んでいてこれがまた大変面白く、
南蛮屏風が見たいよぅ、になっていたのである。
南蛮屏風はいろいろあるが、神戸の美術館と大阪城、
そして今回の美術館の収蔵品が有名であるらしい。

ネットで見ると、この美術館は個人の収集品を納めた、
私立の美術館で、なんと一年のうち、
5月と11月の二ヶ月しか開けないのである。
11月…!!
これは行きなさいという意味では?

宇部は岡山まですぐの距離だが、
朝晩の時間帯しか電車がない。
バスに乗って岡山を目指す。
意外とこれがうまく行って大阪にかなり早く着く。
ここで、弘法も筆の誤り的おーつかさんつーこんのミスがあり、
駅員と揉めたりもしたが、
何とかクリアして、四時に閉まる南蛮文化館に、
3時15分くらいに滑り込む。

ここの南蛮屏風は国の重要文化財である!
個人蔵なのに。
とにかく様々なコレクションがあってものすごく面白い。
南蛮物は大きく二つに別れる。
キリシタンが信仰生活のために使ったものと、
いわゆる南蛮趣味として、意匠として選択されたもの。
前者は激しい凄惨な弾圧をくぐり抜け、
誰かが命がけで守ってきて今あるものだから、
その価値は非常に高い。

イエズス会紋章入り漆蒔絵の書見台や、
十字架模様の黒織部の茶碗。
メダイと呼ばれる
金属製の聖母子像などの浮き彫りなどされた、
金属製のメダル。
(こういうものが踏み絵として使われたのである。)
ここにあった西洋風俗図屏風(洋画タッチで描かれた)
の一部が、
まさに先日読んだ星野さんの本の表紙に使われている。
(クワトロラガッツイの表紙は神戸にある南蛮屏風)

ここも収蔵品を全部出しているわけではなく、
今回買ってきた目録を見ていると大変に面白い。
前田利家は高山右近を、長くかくまっていたくらいだから、
キリシタンではなかったかもしれないが、
理解があった人であったのだろう。
金沢にもキリシタンはそこそこいたらしく、
ここの収蔵品のメダイの中には、
金沢で見つけたものという説明書きもある。
福井でもすごい絵が出てきている。
そこをあずかっている、
大阪のおばちゃん的なおばちゃんと、
ずいぶん長話をした。
利休はキリシタンだったんじゃないかねぇとか、
その可能性は高いと彼女も言っていた。
我々、久々の来館者だったのかも…

ま、そんなんでそこを出てお茶を飲んで、
いよいよ新大阪に向かおうと電車に乗ったが、
それは「高槻行き」であった。
高槻こそが、ジュスト高山右近の城のあったところであり、
ヴァリニャーノ様を感激させた、
近郊から数万の信者が集まったという、
大ミサが行われた場所である。
まさにここは、キリシタンの地元だったのだなぁと、
しみじみしたのであった。

ついに新幹線でかえってきたのさ。

つぎ、まとめ編でおしまいになります。

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2015年11月15日 | Comments(2) | 未分類

西の旅5

直島は小さな島ですが、歩いて回るには大きい。
ほぼ三箇所の見物ポイントを結ぶ
無料バスがあり、レンタサイクルもあります。
宿は港の近くにあり、荷物を置いて、とりま、
近所の大竹伸朗のデザインした銭湯に行く。
(彼は大学のちょい後輩です。)

高松港を出る時、さっきイサムノグチのところにいた、
若い美術系の学生と思われるお兄ちゃん2人組も、
乗り込み、甲板でも遭遇したのだが、
お風呂の入り口で、またそのうちの一人に会う。
お夕食のあと宿の奥さんにすすめられて、
ライトアップされたモニュメントを見に出たら、
またもや2人組が!
韓国からきたらしく言葉は通じなかったが、
流石に向こうもおばさんたちのストーカー状態に苦笑い。
姉がすかさず飴をあげた。

姉は常に隠し持っている「男梅」という飴を、
人に配るという特異な趣味の持ち主なのであった。

翌日はまず早くに開いている、
ベネッセハウスミュージアムに行く。
ここはなかなか良かった。展示作品も面白かった。
外もそこらにいろいろオブジェもあり、
海辺も気持ちよく、結構ご満悦であった。
次に逃げまくりで有名な安藤忠雄先生の地中美術館に。
ここは職員のねーちゃんたちの対応パターンを含め、
全体に気に入らなかった。
モネ特にすきでもないし。すぐスリッパにかえさせるし。
ちょうど小雨が降ってきたので、
一気に港に戻って、
本土に渡り、一度は諦めようと決めた、
大阪の南蛮美術館に行くことに決める。

直島で美術館とは別に面白かったのは、
お宿のあった界隈の様子である。
家がびっしり固まって建っていて、
家の間に1mほどの幅の道がある。
道というより細い通路というか。
よく考えてみれば海辺の町、漁業のまちは、
こういう風である。
各地の古い街並みの写真を思い出すと、
漁村の道はたいてい大変狭い。
しかし直島では、
足下が石積みでその上に瓦を頭に載せた漆喰壁の、
立派な塀があり、お庭のある家も多い。
漁村の多くはこういう洒落た塀はないように思う。
直島はリッチな漁村であったのは確かだと思う。
宮本さんの「海の道」に出てきたように、
瀬戸内海を使った参勤交代の際の、
食料積み込みなどや、
瀬戸内の物流などの中継ポイントとして、
潤った島なのかもしれない。

そんなんで大慌てで、
宇野港へごう!

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高松港
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ベネッセハウスミュージアムで
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2015年11月15日 | Comments(0) | 未分類

西の旅4

イサム・ノグチの美術館は、
ドウスさんの本を読んで以来、
姉が一番行きたかったところ、ま、私もだけど。
ここは桂離宮などと同様で、
往復葉書で申し込みをするタイプです。
一日の入場者数や見学時間も、
あらかじめ厳密に決められています。

高松からコトデンで少し東に行った牟礼という場所です。
牟礼というのは山の高いところを意味する、
古代朝鮮語からきた言葉と言われています。
(高群さんの群も元はこれかもしれません。)
石の産地で辺りは石屋さんだらけです。
イサム・ノグチは最晩年ここで、
若い石工と組んで石の作品をたくさん作りました。
ニューヨークのアトリエと、
ここがプライベートミュージアムになっています。

イサムの住んでいた家は、
古い立派な民家を移築したもので、
その後県の重要文化財になっています。
この家と作業場などがある一帯が、
土地の起伏を生かしたまま庭園美術館となっており、
建物の中と外に、作品が多数配置されています。

石というのは、中は意外な色だったりします。
(素人には外からは全然わからないです)
磨いてツルツルにしたものや、
原石のまま残した部分と仕上げた部分、
鑿跡を残した部分など、
色やテクスチャーの違いを生かしたものも面白い。
私は薄い石で構成した作品が好きだが、
それはもっと早い時代のもので、ここにはありません。

歩いて20分くらいのところに、
山田うどん本店という立派なうどん屋さんがあって、
お昼にはお約束のうどんをいただきました。

高松に戻って、高松港から直島に渡りました。
船の時間まで、近くの玉藻公園を散策。
松平家の城跡で、あたりは手入れの良い松の木がいっぱい。
(まつだぃらけ!と叫びながら歩く)
盆栽の名産地らしくて、
小さい可愛い松の盆栽が非常に安く売られていて、
かなり欲しかったけど運搬が難しいので諦めました。
船に乗って島に渡るなんて、初めてでついつい大興奮。
海が綺麗で島が予想より沢山あって、
ずっと甲板で嬉しそうにしていました。

ミンパクも原爆資料館も、中ではマイナーな、
イサムノグチ美術館までも過去に行ったことがある、
おーつかさんが唯一初めての場所が直島でした。

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2015年11月15日 | Comments(0) | 未分類

西の旅3

原爆資料館も長らく、
一度は行きたいと思っていた場所です。
今回、私のために入れてもらって、
広島まで足を伸ばすことになりました。
姉はお前のせいで忙しくなったと文句を垂れていたのに、
行ったら妙に積極的に鑑賞していて、ちょっとあれでした…
ここは朝早くからあいていて好都合なのです。
やはりなかなか良かったですが、
兵器としての原爆に反対すること、平和運動と、
いわゆる平和利用としての原発の問題は、
これまでずっと分けて考えられてきており、
市長の宣言などでは取り上げられてはいるものの、
中の展示で放射能の身体への影響についてなどでも、
特に関連した言及はなく、
これまでの日本の平和運動の限界みたいなものは、
何と無くもやもやと、あるにはありました。

しかしここでは職員さんから守衛さんまで、
働いている人たちが実に気持ち良く親切で、
心から来館者をサポートしてくれる。
広島の人々の底力を感じました。
広島は川がたくさんあって、可愛い路面電車が走り、
とても美しい所です。

旅の直前(前日)に、
私の、「途中でどっかの温泉で疲れを癒したい」
という欲望に沿って、
最も行きやすい温泉として広島市内からほど近い、
半兵衛温泉をリストアップ。
お湯に浸かったあと、
お約束のカキフライ定食をいただきました。

その後素早く瀬戸大橋を渡って、
夕刻、四国高松に到着しました。
私は初めての四国です。

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お天気が良くて絵葉書のような広島城
2015年11月14日 | Comments(2) | 未分類

西の旅2

大阪の「みんぱく」は昔から行きたかったところです。
万博記念公園の中にありますが、
岡本太郎の太陽の塔が想像以上に良くてびっくり。
すごい存在感でした。

博物館だから常設展だけでも展示品が多く、
ゆっくり見れば見るほどくたびれます。
渋沢さんや宮本さんの集めた民具や、和舟など、
たくさんあるはずで、
出ているものはそのごく一部ですから、
展示物を入れ替えたらまた見たいところです。
楽器なら演奏している所、
お面などならお祭りの実際の風景などの動画も、
多数あって、とても見きらない。

ここは特別展もいつも力が入っていて、
今回はは韓国の食を扱ったものでしたが、
そちらは見られなかった。
開場と同時くらいに入って、
併設の食堂での、韓国のランチを挟んで見て、
広島に向かいました。

広島には夕方着いて、お約束のお好み焼きを、
インフォメーションのお姉さんの、
オススメの店で食べました。

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面構え!日本のものです。
2015年11月14日 | Comments(0) | 未分類
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