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本日の夕刊


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有害物質を環境基準以下にするという「無害化」を、
撤回という事は、
有害のまま市場を作るということらしい。
これ何度も読んでしまった。
追加の土壌汚染対策をするというのも、
意味がわからない。
この対策によって、
有害物質は取り除かれない、そのような謎の対策らしい。
ゆりこ、何もかもが凄すぎるぜ!
毒があろうと何だろうと、やれっと言われればやる。
かたや景観の改善だと。
毒の回った体で素晴らしい日本橋の眺めを味わえと。
日本人やるのは大変やな…
イナダはもういい。
目が変になるから。
2017年07月21日 | Comments(0) | 未分類

夏野菜げっと

近所の友人が、知り合いから、
手作りお野菜詰め合わせセットが届いたというので、
たっぷりおすそ分けをもらった。
ずいぶん前から、婆さんのうちから出てきたお盆いる?
と聞いていて一度見に来てと言っていたのだが、
今日はデパートの外商よろしく幾つか風呂敷に包んで、
野菜を頂きがてら、持っていった。
好きなのを選んでもらって、
お盆とお野菜の物々交換で、
二人とも嬉しい嬉しいと言うわけであった。
若い人はあまりお盆を使う習慣がないのか、
誰もあまり欲しがらない。
私はご飯の時にお盆で食べたりよく使うのだが。
私はお野菜の話を聞く前から、
今日は素揚げ野菜の南蛮漬けと決めていたので、
うちにあったナスとピーマンに、もらった満願寺がプラスされた。
冷蔵庫で冷やしておくと、しばらくはもつので、
最初から琺瑯のタッパーに入れた。

20170721144034264.jpeg

うちの庭の満願寺はチビで、
身長が40センチくらいしかないが、
一応花が咲いた。
シシトウくらいのがなるかもしれない。
2017年07月21日 | Comments(0) | 食べる

バレンボイム2

財団の支援のもと、
パレスチナのヨルダン川西岸地区に、
音楽学校と幼稚園ができる。
バレンボイムは度々パレスチナを訪れ、
音楽によるメッセージを発信し続けた。
(バレンボイムはイスラエルのユダヤ人である。くどい?)
また昨年は画期的な年になった。
ドイツのベルリンに、
バレンボイム・サイード・アカデミーがオープンした。
また「ブーレーズ・ザール」という
コンサートホールが完成する。
バレンボイムとサイードの活動は、
ナチスドイツの首都だったベルリンに、
ユダヤ人とアラブ人の音楽の拠点を作り上げたのである。
このアカデミーは音楽だけでなく、
哲学や文学も学ぶというのが特徴であるという!

さてこの記事に、
バレンボイムのこと、ブーレーズ・ザールの事を、
詳しく語っている日本人が出てくる。
豊田泰久さんという音響設計家である。
私はそういうお仕事があることすら全く知らなかったが、
彼こそこのコンサートホールの音響設計をした人であり、
世界中で多くのホールの設計に関わり、
国際的に有名な方であるらしい。
(日本ではサントリーホール等)
このホールは楕円形をしている。
ここでは曲ごとに演奏家は楽器の位置を動かす。
一つのコンサートの中で、観客は、
オーケストラの正面で、また別の曲では指揮者と向かい合って、
音楽を聴くことになる。
演奏家と観客の距離が近く、互いにコミニュケーションを、
交わしている気持ちになるという。
ホールの設計者はフランク・ゲーリー、
この建築家も無償で設計を引き受けた。
彼が豊田さんをご指名したらしいが、
「私は無償で引き受けている、ギャラについては、
私と同じ、つまり…」という話だったという。

さてバレンボイムはその広範な音楽活動とともに、
常に言葉でも力強いメッセージを発し続けている。
文化や教育がなおざりにされることへの危惧や、
中東の問題について。
パレスチナ問題は、ホロコーストから始まっており、
全ヨーロッパが責任を負うべきであると。

今現在パレスチナはかなりひどい状況である。
イスラエルのやり方の酷さは目に余る。
バレンボイムのようなイスラエル人が、
頑張っているにもかかわらず…
ちなみにバレンボイムはインタビューの際も、
常に葉巻(キューバのコイーバ社製)を手放さない。笑
2017年07月21日 | Comments(2) |

ダニエル・バレンボイムのこと

ダニエル・バレンボイムという音楽家をご存知か?
私はクラシックに甚だ疎いので、
まさに名前を聞いた事があるというレベルであった。
8月号の世界にはこの人の記事があった。
全くびっくりするほどかっこいい人であった。

ピアニストとしての腕前は子どもの時から、
フルトヴェングラーに天才と呼ばれるレベルで、
指揮者としてもマエストロである。
ベルリン国立歌劇場の音楽監督を長く務める。
それに加えて、非常に政治的な活動をしている。
1942年ブエノスアイレスに生まれた、
ロシア系ユダヤ人であり、
その後家族とともにイスラエルに渡る。

彼の(日本人が大嫌いな)「音楽に政治を持ち込む」活動は、
文学者批評家のエドワード・サイードとの友情から始まった。
サイードはパレスチナ人である。
彼と、やはりユダヤ人チョムスキーの友情も有名である。
(大江健三郎との交流も)
比較的若くして死んでしまったが、
彼の残したもの、その影響力は非常に大きい。
私はサイードについてよく知らなかったが、
チョムスキーや大江の本に出てくるので、
これはきっとすごい人だなぁと思っていた。

バレンボイムはこのサイードと、
90年初頭にロンドンで出会った、
二人は中東の問題をただ眺めているだけでなく、
人々をつなぐ事を目指そうと意気投合する。
音楽を通して。
イスラエル、パレスチナ、シリア、エジプト、
政治的な要因で出会うことのなかった人たちを集め、
管弦楽団を組織する。
最初はドイツが舞台となったが、毎年場所を変えて、
ワークショップをし、コンサートを開く。
しかしイスラエルとパレスチナの関係が悪化するなど、
継続は難しかった。
その時スペインから救いの手が差し伸べられる。
これも全く知らなかったが、
スペインのアンダルシア地方は、
中世に、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の、
人達が7世紀間にわたって平和的に共存した、
世界でも稀な土地であるらしい。
この地にはそれを記念する「三つの文化財団」
というものがあり、
ここがサイードたちのプロジェクトの重要性を認め、
毎年セビリアで続けたらどうかと提案してくれる。
2003年にはサイードの死という試練があるが、
これも乗り越え、スペイン政府の支援を受け、
2004年に、セビリアに、
「バレンボイム・サイード財団」が設立される。

続く。
2017年07月21日 | Comments(4) |

ヒアリ騒動

ホームセンターに行った。ヒアリ騒動に乗じて殺虫剤の特設コーナーができていて、アリ、ハチ、蚊、ゴキブリなどを「殺せ」「殺せ」と酷いもんだ。使うときでも、やむを得ない最小限の使用に心がけて欲しい。煽らないで欲しい。それは他の昆虫も殺し、人体にも影響があるものだよ。

牧下圭貴さんついとより

結局その後世界中で、
一件も死亡例の報告はなかったという記事が出た。
アメリカで100例なんていう、
とんでもないデマもあったようだが。
この前の蚊の騒動も思い出される。
ちょっと煽れば何回でも乗る日本人である。
嫌煙クラスタも結構異常にファナティックである。
うちの息子もその手だけど、
タバコの煙と放射能を同列程度に考えている。
我々人間の祖先が地球上に現れて、
火を使う事を知ってから、
いったいどんだけ煙を吸い込んできた事か。
ガスレンジができるまでずっとだろう。笑
タバコなんてただの葉っぱである。
禁煙する人が増えても、
ガンは増え続けているのはどうしてなの?

ま、そんな訳で私は絶対禁煙しないからね。笑
2017年07月19日 | Comments(2) | 未分類

また映画の話

「ベルリンに一人死す」の話の続きだけど、
やはり私の主人公のイメージがはっきりしているのは、
よく考えたら本の後書きに、逮捕された時の写真が、
載っていたからでした。
それを改めて見るとあまりにもタイプが違う。
今回の映画の役者さんは、
多分典型的なドイツ人タイプなのだと思う。
ビールガンガン飲んで、お芋もりもり食べる感じの、
がっちりごついタイプ。
本の中のオットーは自分が逮捕された時に、
周辺の人に被害が広がらないように、
非常に注意深く事を運んでいる。
最初は妻にさえ秘密にしていた。
そのイメージが写真と良くあっていた。

実際にはがっちりタイプの顔の大きめの人にも、
注意深く神経質な人はもちろんいるんだろうけど。笑
しかし、どうも諦めがつかない…
でも今新宿武蔵野館で上映中だから、
見に行くと思うけど。
2017年07月19日 | Comments(0) | 未分類

死刑まで一直線…

この前の死刑執行は、
7月11日に施行された共謀罪と合わせて考えると、
なかなか恐ろしいものがある。
再審請求は法律で認められた権利であるはずなのに、
これを無視して執行された。
冤罪の疑いもないわけではないのに。

共謀罪では警察が逮捕したいと思う人は、
簡単に逮捕できる。
何もやっていなくても、やるつもりがあるという事で。
理由は後付けでそれこそなんとでもなる。
タケノコ掘りが、
テロ資金獲得のためという例の答弁にあったように。
そして一度捕まれば、死刑まで、
意外に一直線なのである。
様々な法律を無視される可能性があるわけだから。
冗談抜きにグロテスクな国になった。
共謀罪なんて良く通したな。
自民党、公明党の皆さん!
2017年07月18日 | Comments(0) | 未分類

「ベルリンに一人死す」の映画が出来た

今日気がついて読んだんだけど、
8月号の世界になんとこの前是秀の話に書いた、
「ベルリンに一人死す」を原作にした、
映画が出来て、その監督のインタビューがでている。
中村一成さんが聞き手のこのシリーズは、
いつも良い映画を選んでいるし、
中村さんは優れた聞き手であるので面白い。

映画の邦題は「ヒトラーへの285枚の葉書」
監督のヴァンサン・ぺレーズさんは、
原作が出た時、これを読んで特別な感覚を持ち、
是非とも映画化したいと、10年かけて完成させたという。
原作は実話を元にしているので、
ヒトラーに抵抗した夫婦は実在したし、
彼の書いた葉書も実物がずべてではないが現存している。
映画ではそのハガキがたくさん出てくるらしい。

実に見たいんだが、
「世界」のページにワンカットだけ、
映画のシーンの写真がある。
この夫婦二人である。
あー、しかし、主人公オットーの役者が、
私の想像と全く違う!!
私はもっと痩せ気味の細面の人を思い描いていた!!
映画化はいつもこういう風に私をがっかりさせるんだけど、
私の想像力がどっか間違っているのかな…
2017年07月18日 | Comments(0) | 未分類

宗教のこと

昨日の講演は、
セシオン杉並という区の施設であったのですが、
自転車で行く途中に妙法寺の脇を通りました。
妙法寺はここらでは最も大きい日蓮宗のお寺です。
ふとポスターが目についたので、
自転車を降りてよく見てみました。
「こども食堂」と「寺子屋」のお知らせでした。
こども食堂は4月にもあったようです。
頻度はそんなでもないようですが、
200人分の食事を用意するという事で、
かなり規模は大きい。
寺子屋の方はまさにお寺でみんなでお勉強しようというやつで、
これは随分前から細々とやっていたような気もします。
地元のお寺がこういう事をするのは、
なんというかスタイルとしては伝統的で、
良い事だと思う
お寺は広いし今の季節涼しい。
大量の食事を用意する施設もあったりする。
ま、インドのシーク教寺院ほどではないが。
あそこは毎日何万食もの食事を提供している。
日蓮宗は戦争法案の時も反対の声明を出していたはず。
うちの実家も日蓮宗で、お上人さんは福島の事故の後、
死者を弔う旅に出ておられた。

奥田さんもプロテスタントの牧師さんだし、
ともしび会もそうですが、
やはり人間の日常の平安に寄与するのが、
宗教の本来のあり方だと思う。
私は信心深い人間ではないが、
こういう活動には協力したいと思う。
宗教も組織が大きくなれば腐敗も出てくるが、
本来は人々の不安や困難に寄り添うものであったはずである。
現在のローマカトリックのパパは、
非常に積極的に平和や人権問題にアプローチしている。
彼の映画ができたらしいので見たいと思っている。
それにつけても最悪なのは創価学会じゃないか?
あれはもう宗教とは言えない。
2017年07月18日 | Comments(4) | 未分類

奥田氏の講演会へ

今日は奥田パパの講演会に行ってきました。
ものすごく暑い中自転車で。
今日は朝から実は洗濯機事件というのがあって、
これですごく力を使い果たしていたのです。
講演の最中に眠気と戦う展開に…
いやぁ大変だった…

奥田さんのやっておられるNPOは規模が大きくて、
びっくりでした。
支援の範囲も広いけど、会員やボランティアも多いし、
専従の有給スタッフもたくさんいる。
なかなか大掛かりなお仕事です。
このサイズまで育ててくるのは大変だったと思います。
すごいです。
うたた寝がバレてるんじゃないかと思って、
最後にご本にサインを入れてもらうのはやめにして、
ひっそり素早く帰ってきました。
明日でもカンパ送りますので、
失礼をお許しください。
2017年07月17日 | Comments(0) | 未分類

死刑反対!

おととい二人の人の死刑が執行された。
一人は再審申請中の人だった。
愕然とする。
本人はもちろん遺族や支援者が、
どういう気持ちか、想像する事さえ恐ろしく、
ようできん。
迷走答弁でさんざんバカにされた金田法相が、
おれは死刑の執行だって決定できるんだぞ、
というところを見せつけたかったんではないか。

私は死刑に反対です。
海外からも多くの非難の声がでています。
2017年07月17日 | Comments(2) | 未分類

世界から袴田さんのこと

このところ世界には、
青柳雄介氏による袴田さんの記事の連載が続いている。
私はこれは本当に読むのが辛い。
今回は袴田さん自身の日記の紹介だけしてみようかと思う。

監獄の庭にある紫陽花が枯れそうであったがこの雨で正気がでるであろう。明日が楽しみだ。私が存在し真理を叫び今日まで生きてこられたのは、誰かの愛があったからだ。そして今現に生きているのも誰かの愛があるからである。もし、人生から愛を根こそぎ取り去ったら、生きるに値する何ものも残らぬ。
(1982年6月14日、獄中日記より)

私は時に思うのだが、監獄の狭い運動場では十分に走れないので、せめて百メートルくらいの距離でよいからめいっぱい走りたいと。
私が自由を勝ち取ったならば最初に叶えるのがこの果てない夢であるに違いない。肩と股で風を切って走る。想像しただけで全身がうずくのである。
(1984年6月18日、獄中日記より)
2017年07月16日 | Comments(0) |

世界8月号から

もう次の世界がでていて追いまくられる。
今月も面白い話、暗い話、絶望的な話と、
盛りだくさん。
比較的希望の持てる話から紹介してみる。
イギリスのお話。
ブレイディみかこさんの記事
「イギリス総選挙で見せた左派の底力
進歩的などぶ板政治」より。

ブレグジットの後メイ首相は総選挙に打って出て、
支持を磐石にする予定だったのに、
そうはいかず、コービンの労働党が、
飛躍的に議席を伸ばした。
保守党と労働党マニフェストの中身の違いもあるが、
面白かったのは選挙運動の形の変化。
選挙になると決まった時点で、
アメリカのサンダースの運動員とコービンの支持者がつながる。
アメリカからこービンを見ていた人たちが、
サンダースと似た主張をしているから、
協力したいと申し出たらしい。
サンダース陣営から人が来て、
コービン支持者に選挙運動の仕方のレクチャーをした。
イギリスでは戸別訪問は禁止されていない。
日本でいうどぶ板選挙というやつを、
採用したのである。

コービンの支持者は若くて比較的高学歴の人が多いという。
そんな若者が草の根的に、
家々のドアをノックして、いろんな人と語り合う事で、
今困っている事を具体的に聞き、
それをまたマニフェストに反映させる。
こうした活動で、
劇的にコービンのマニフェストは浸透し支持を広げた。
これからも草の根キャンペーンは、
続けていくとコービンは語っている。
人の口で直接話す事は、やはり大事だし確実なんだと思う。
珍しく明るい希望の持てる記事でした。
2017年07月16日 | Comments(0) |

セミ君の季節や

セミ君が地上に出てくる季節になった。
今年も100近いセミが羽化するのだろうか。
今年出てくるセミは7年前に仕込んだものだ。
(私ではなくセミの女性が)
うちの庭の地面の中には、来年出る組、再来年出る組と、
向こう7年分のセミが入っていることになる。
そう考えると、すごい人口密度である。
だって家の敷地のうち、家が載っている部分と、
駐車スペースなどのコンクリートがのっている部分を除けば、
土の地面はいくらもないのである。

今回家の裏側の古い物置を大中小と、三つ処分した。
そしたら思いの外広い地面が出てきた。
が、ここはどういう成り行きか、
物置の下と陰から大量のガラが出てきた。
私は小石やコンクリの欠片とゴミを分別し整地するという、
よいとまけ業務を3日続け、ついに綺麗になった。
ガラ大袋2小袋5、これは持ち上げること能わずで、
ズルズル引きずるしかないという重さ。
おかげで素晴らしく綺麗になった。
放っておくとすぐに雑草ぼうぼうの辺境地帯に、
逆戻りしそうだから、砂利でもひこうかと、
ちらっと思ったけど、
中にはすでに誰かかれかいるんだろうなと、
思うと、やはり泥んこにしておくのが良いかな。
虫と土壌微生物思いのわしである。

あと今回確信したのは私は蚊に刺されないという事!
去年は刺されてもあんまり痒くないなと思っていた。
今年はそもそもあまり蚊が寄ってこない。
とまる事はあるが、刺してるのかどうか、
とにかく全く痒くない。
あれは本当だった。
なんかいよいよ前人未到の領域にはいってきたかも…
ヤバいっす。笑
2017年07月15日 | Comments(0) | 未分類

是秀おまけ

戦中戦後の是秀についてのくだりが、
本の終わりの方に出てくる。
仕事がなくなり軍刀の制作に励んだ職人たちもいたが、
是秀は戦争翼賛的なことは一切せず、
淡々と小刀など作りながら過ごした。
玉音放送の日に、土田父がお宅によると、
「やっと終わりましたね」と語ったという。
以下引用
「スプリング鋼材を打ち伸ばし、焼きを入れただけの量産軍刀は刀剣類とは思えませんし、
芸術家たちが表明した協力声明文も詩も、政治スローガンたる四文字熟語となんら変わらぬ退屈さです。中略
非常時ゆえにしかたないと考えてしまえばそれまでですが、より良質なものを作り出してこそ職人、技術者と考える道徳からすれば、その陳腐さは我慢がなりません。
これは思想上の問題ではないのです。」

思想という言葉は、
マルクス思想に傾倒して云々、というような、
ややポリティカルな雰囲気のものが多いように思える。
しかし元々は思想信条の自由というように、
個人が生きていく上での考え方ということでもあり、
そうであるなら、
個人の生き方の美学こそ思想と言えるのではないか。

私は以前読んだ「ベルリンに一人死す」を思い出した。
(これもたまたまみすず書房の本だが、)
実話をもとに書かれた小説である。
ナチスドイツの政治にたった一人で(妻も途中から陰ながら協力)
抵抗運動を始めた人の話である。
彼はヒットラーを批判する短い文章を書いたハガキを、
街のあちらこちらにそっと置いてくるという非合法活動を、
2年にわたって続け、
ついにはゲシュタポの手によって逮捕される。
この人、たまたまなのか、職人である。
真面目な家具職人であった。
彼も、特別な政治思想の持ち主ではない。
運動の類とも無縁であった。
非常に控えめに静かに暮らしていた市民である。
ただ彼の心情として、ナチのやっている事は、
どうしても賛成できないという、理由はそれだけであった。
命の危険をおかしてまで自分の信条を貫く事は、
容易ではないと思うが、彼と彼の妻は、
非常に注意深くことを運んだが、
いつか死ぬことになるだろうという自覚もあり、
それでもなお実に淡々とかつ堂々としていた。

戦争というものはどんなに美化しようが、
どの局面を見ても、美しいと言えるものではない。
自分の美意識にてらして、決して認められないという、
感覚はあって当然ではないか。
政治的な問題ではなく「美」の問題である。
是秀は、
自らの「思想」に忠実であったとも言えるのではないか。
2017年07月14日 | Comments(0) |

うさぎ金魚ガマ

工事が終わるときに、うちの大物のゴミを、
大工さんに持って行ってもらう話になっており、
それを目指して、ここんとこずっと大掃除をしていたのである。
庭の大物の古い物置と焼却炉などがなくなると、
急に庭が広くなってしまった。
人が近づくのも難しい狭い部分だったから、
辺境地帯として掃除もせずにうっちゃっていた。
それがなんとしよう。
うちは二世帯で二軒分なので家も庭も無駄に広いが、
ごたぶんに洩れず人口減少で限界集落である。
維持管理要員が、私一人…
庭の積極的利用者はもう一人いて、ウサギであるが、
こいつはなんの役にも立たない。
せめてウサギがヤギだったら、
雑草を食べてくれるのに。

昨日は電気屋さんが来て、
外の古い照明器具を取り替えてくれた。
庭の金魚さんのブクブク装置は、
爺さんが得意の工夫で木にぶら下げていた。
漏電防止のためにこれのための配線も、
きちんとしてくれた。
一度接触不良になって、私が新しいブクブク器を買ってきたが、
ゆさゆさやって治ったので使わずにいた。
この機会にこれもとっかえてもらおうと持って行ったら、
お安い御用とやってくれた。
超ブクブクで金魚さん幸せ者!
ただ、辺境地帯はガマ君の住処だったらしい。
ガマ君は今後ともうちにいてくれるのか心配。
彼にとっては住み心地がすこし悪くなったかも…
2017年07月13日 | Comments(4) | 未分類

イカれてるったらイカれてる

蓮舫の戸籍ネタは自民党が打つ手がなくなった時、
苦し紛れにむし返す技なり。
したがって民進党内には、
自民党の連中がはびこっているということだろ。
まったく必要がないのに、
こんなことでぐちゃぐちゃ言ってる場合かよ。
場合かよったら場合かよ。
バカの上に嫌な国会議員ばかりや。
イナダはもう一期やりたい、外務大臣でもいいと、
おっしゃっているそう。
白目のむきすぎで、
黒目が真ん中に戻らなくなりそう。
この国はほんっとうにイカれてる。
2017年07月13日 | Comments(0) | 未分類

わしは倒れそうや

アッ(^^*)きのうだかの日経に、小池都知事がモルスタやゴールドマンサックスの幹部と会談、国際金融都市東京を目指すとの記事。富裕層への減税、国家戦略特区推進だとよ。徹頭徹尾資本の代理人。ところで★豊洲新市場の設計はゴールドマンサックスがしたんではなかったっけか。凄すぎる東京(爆)

スッ(°°*)【すんごい】ことが、今朝(8日)の日本農業新聞に載っている。日欧EPA交渉で★チーズの輸入枠(最終的に関税撤廃)を言い出したのは、日本側の山本有二農相。東京での交渉で自ら譲歩。記者団には伏せておき訪欧する「安倍晋三首相に華を持たせるためだった」。※次の選挙で落とせ。

にゃんとまあさんついとより

ま、日本は凄い方向に驀進中で、
私は本当にがっくりする。
暑さも相まって気を失いそうや…
緑の小池はいよいよネオリベ全開になってきた。
国産の乳製品は生き残れない。
どうしてみんな揃いもそろって、
国民の生活を叩き売ってくれるんだろう。
それがソーリーにとっての華ってどういう意味?
2017年07月12日 | Comments(2) | 未分類

「職人の近代」おしまい

この本のタイトルは、「職人の近代」というわけですが、
「職人」と「近代」は、はなから衝突するものです。
手仕事の時代の後に来る、
分業化、機械化、大量生産の時代を近代というのだから、
当たり前という話です。
これは明治以降の急速な近代化の中で、
職人たちはいかに適応し、あるいは脱落して行ったか、
というシビアな話でもあるのでした。
やはり急激な国家の近代化は、
一国民にも強い負荷をかけたのだなぁと思う。

人間社会にとって近代化というのが必然的な流れ、
不可抗力であるという事は、たぶんそうなのだろう。
しかし現代の私は、
それが自然な流れというレベルを超えた、
一部の人間の欲望によって、その経済の構造によって、
極端なまでに加速、徹底させられているという事を、
感じざるをえない。

私はもともと手仕事というものが好きである。
人間は凄い!(他の生物に比べて)と、
いうふうにはほとんど思わない。
特にその優れていると言われる知能に関しては、
制御機能が足りてないという意味で評価できない。
しかし、人間の手の働きに関しては、
これに関してのみ、凄いものと認めている。
生物の体の一器官の能力として、
ここまで複雑なことのできるものがあろうかと思う。
しかしこれも既に過去の栄光であって、
近代に入ってずいぶん経った現在では、
人の手の能力は満遍なく凄まじく低下している。
ただただこれを悲しむものである。

また経験というものの価値。
倦まず弛まず真剣に続けることで蓄積される知見は、
文明の進歩によって生みだされたあれこれによって、
取って代わることが本当に可能なのだろうか。
80歳の職人の持っている知恵や技術は、その蓄積に、
つまりは80年かかっている。
これも塩野さんの本に出てきたものだが、
親父にはどうやってもかなわないという、
後継者の息子の話がいくつかあった。
炭焼き職人の話だが、山のこのエリアで、今年は、
完成品の炭は何表取れるかという見積もり能力。
凄い精度で当てるという。
これは自然を相手にする話だから、
その年によって木の生育ぶりは違うだろうし、
見渡す限りの広範囲を目視で判断する。
それも一年に一度しか経験のチャンスはない。
こんなことができる機械や計算方法は、
あるのだろうか。
これら、一介の庶民である人間が、
生涯をかけて積み重ねてきた経験の価値が、
ほとんど顧みられることがなくなったこと、
それを惜しむ私である。

本の全てを網羅的に紹介したわけではない。
穴大工という人たち、障子の腰板のこと、
カメラと職人の話、など、面白い話もいっぱいあった。
また私が長年考えていた、
仕事とは何かということについても、
改めて考えさせられることになった。
あと、中に出てくる職人用語、鍛冶に関する専門用語が、
ものすごく面白くて気に入った。

著者の土田昇氏は土田刃物店の三代目店主である。
是秀と親交のあった父上(二代目)、
が蓄積したたくさんの資料情報を元に見事にまとめて、
素晴らしい本にしてくださった。
こういう人の話をこういう方向性でこんな語り口で、
本にすることができるという新鮮さがあった。
大変面白かったです。
おしまい。

「職人の近代 道具鍛冶千代鶴是秀の変容」
土田昇著 みすず書房 3700円
2017年07月12日 | Comments(0) |

「職人の近代」6

是秀の作る道具は最高級の品質であり、
最高の技量を持つ職人だけが使いこなすことができる。
そういう使い手である大工から、
軽蔑されかねない装飾を、なぜやるか。
彫刻刀などの道具を通じて知り合った、
芸術家の影響を指摘されている。
例えば朝倉文夫。
朝倉彫塑館には昔行ったことがあるが、
なかなか面白い人である。
改めてまた行ってみたい。
もう一人、お金持ちの道具道楽の、
栗原波月という人がいる。
仕事はそっちのけで道楽に走り、
ついには、目も肥え、知識も、
そこらの玄人に負けないような域に達するというような、
趣味人は洋の東西を問わずたまに出てくる。
この人は自分で鍛冶仕事をやってみて、
是秀をうならせる謎の鉄製品を作って見せたというから、
桁外れである。
お金もない凡人の我々から見れば、
なんというかファンタジックなキャラクターであるが、
こういうお金持ちであるがゆえの、
欲得ずくでない立場でしかやれないこともある。
是秀はこういう自分とは違う領域の人たちの、
作るものや考え方を素直にしずかに学んだ人である。

波月は香木や香合もコレクションしていたという。
私はついこの前、
静嘉堂文庫で香合を見てきたばっかりなので、
本を読みながら、同じ道具とはいえ香合と鑿では、
なんと違うことかと思っていたから、面白いと思った。
香合は必要な機能などはごく単純であるし、
使う人は趣味人であり、実用性より、
意匠の面白さに比重がある。
しかし波月みたいな人は現在も生息しているのだろうか。
こういう人は歴史上に名を残さないのかもしれないが、
実は意外に影響力があるのではないか。
趣味というのは領域やしがらみや利害などの、
境界線を飛び越えるものである。

なかなか終わらなくてすいません。
もうすこしです…
2017年07月12日 | Comments(0) |

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