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お遍路後遺症

いやあ本当に面白い。

高群逸枝の「お遍路さん」を読んで、
おじいさんの家の住所が出てくるので、地図で調べて見た。
残念ながら地名が変わっていて、はっきりとはわからない。
しかし、熊本をたった彼女の通った道の右手には、
椎葉村(柳田国男が調査に入った村)があり、
そのまた奥が神々の高千穂である。

ここいらに大分の方から入った話が、宮本さんに
あったような気がするが、違うか…と思い、
佐野真一編集の宮本常一の本(河出書房新社)を出してくる。
著作が多すぎてタイトルになっていない場所は、
本格的なアーカイブに当たらないと見つからない。
諦めて、改めてこれを読んで見る。

この前亡くなった谷川健一と、佐野真一の対談が凄い。
谷川健一は宮本を世に出した編集者といえる。
石牟礼道子が出て来る。
(以前にも読んでいるのだが、その時は気がつかなかった)
筑摩文庫の宮本さんの巻に彼女が解説をかいていると!
谷川雁と共にサークル村に参加していた人たちは、
宮本を高く評価していたという。
かと思えば、同じ本に著作集味収録の原稿として、
宮本の「宇部・小野田炭鉱古老聞書」というのが入っている。
みれば上野英信の「地の底の笑い話」からというクレジットで、
山本作兵衛の女坑夫の絵がでてきたりする。

私は未読だが、石牟礼さんの本に、
「最後の人 詩人 高群逸枝」がある。
高群さんは石牟礼さんより30歳以上年上。
高群さんの「女性の歴史」を読み感動して、
ファンレターを書いたという。
結局二人が会う機会はなかったが、
高群さんの死後、夫橋憲三さんに会い、
彼の自宅に半年間居候してこの本の取材をし、
同時に苦海浄土を書いていたのである。

私は、石牟道子と、高群逸枝はなんか、
本来的な意味で人に非ずやなと感じていた。
二人とも妖精とか精霊とかそういう生き物のようだ。
これは何としてでも読まねばなるまい。

ついでに、
おじいさんの住所の件でも、日本の地名にかんする、
政策を苦々しく思っていた私であるが、
谷川健一は日本地名研究所というものをやってたらしく、
対談の中で私と同じ件で、大変いかっておられました。

大阪の民俗学博物館に行かないと、終わっちゃう!


2013年10月30日 | Comments(0) |
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