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「アラブの歴史」など

イスラームについての本で昔読んだものに、
中沢新一の「緑の資本論」がある。
9.11のあとに出たものである。
キリスト教社会の生んだ資本主義経済と、
イスラームの経済の決定的違いを知り、
びっくりしてしまった。
イスラム全体像がわかるというタイプの本ではないが、
大変印象の強いおもしろい本であった。

今読んでる「アラブの歴史」は、バーナード・ルイスという、
いわゆる西側キリスト教世界の出身の有名な先生である。
この先生が序章で述べている。
ヨーロッパ人の研究者が英語を使って
研究することについてである。

「ヨーロッパの言語を使用するのでヨーロッパ史の術語を用いることはさけられない。だが、そうした術語は総じて西欧の歴史から生まれたものであり、思想と分析とでは西欧の範疇にもとづくものである。
それを異なる影響力の下で構築され、生活様式も一様でないほかの社会の事態に適用することは、せいぜいのところひとつの類推にとどまり、また危険な誤解をうみやすいともいえる。たとえば、教会と国家、霊的世界と俗世界、聖職者と俗人などという対語は、近代の緒観念を翻訳するために創られるまで、実際にこれと同等の内容をもったものが、アラビヤ語になかったのである。」

ちょっと長くなったけど、
わたしはまさにこの事を非常に問題だと感じていたので、
頑張って引用してみました。
イスラム教はキリスト教とあまりにも違う。
世界観が全く異なるものを、無理解なまま、
評価することで多くの誤解が生まれていると思う。

この先生は自覚しているだけ偉いんだけど、
訳も良くないし、読みにくい本ではあるのよ…
2014年10月25日 | Comments(0) |
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