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「イスラームのロジック」3

イスラーム世界は、
確かにかつてはヨーロッパにとって脅威であった。
オスマン帝国の1683年から99年にかけての、
神聖ローマ帝国との戦いの敗北を境に、
立場が逆転する。
イスラームの世界は西欧列強ロシアに、
アジアでもアフリカでも次つぎと植民地にされ、
20世紀初頭に独立を保っていたのは、
トルコ、イラン、サウディ・アラビアのわずかに三カ国だけとなる。

ヨーロッパによる植民地化は、
経済的収奪、政治的抑圧にとどまらず、
ムスリムの抹殺に及んだ。
イスラーム研究者は、イスラームの無力化、
ムスリムの殲滅政策に、中心的役割を果たした。

第二次世界大戦後に起こる独立の機運と共に、
各地の植民地が独立を遂げた。
それは喜ばしいことと、いままで私は思っていたが、
独立は自立性の取り戻すことかといえば、
そうではないと知らされた。
西欧の主権国家の概念は、
複数の主権国家が互いに「独立」を承認し合う
というシステムが前提になっている。
承認は、組み込まれることを意味する。
近代化=西欧化=イスラーム殲滅を、
受け入れることに他ならない。

そして今現在イスラーム世界で起きていることは、
この内なる植民地化からの脱却を求める、
ムスリムの抵抗運動であるのだろう。
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