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宮澤賢治イーハトヴ学事典2

k2

小学生の時に買ってもらった「銀河鉄道の夜」(岩波書店)は
今も手元にある。「風の又三郎」のほうは行方不明…

子どもの私が一番きにいってたのはどの話だったか。
いろいろ思い起こしてみる。

気に入ってたというのとはちがうけど
最も印象に残ったのは「ツェねずみ」だと思う。

たいへんいやな性格のねずみの話である。
その性格のため、つぎつぎと友を失ったツェねずみは
ねずみとりとつきあうことになる。
親切なねずみとりは扉を開けたままにして
しかけられたえさを食べさせてくれる。
ある日、ツェねずみがそれを食べようとすると腐っている事に気がつく。

「ねずみとりさん。あんまりひどいや。このはんぺんはくさっています。
ぼくのような弱いものをだますなんて、あんまりだ。
まどってください。まどってください。」

と言いつのるのである。
これはツェねずみの〈いやなきめぜりふ〉で先の
友を失う場面でもたびたび繰り返されたものである。

私はこれが頭にはりついてしまい、長い間忘れる事ができなかった。

さて、今回の仕事が終わった後、読み返して発見したことがある。
私はこの〈はんぺん〉をはっきりと、自信たっぷりに
〈ちくわ〉だとおもっていたのである!
ちくわのほうが身もしっかりしていて、穴もあるし
ひっかけやすいんじゃないかと10歳の私が考えて
それが記憶のさしかえに繋がったのではないかと想像して
ちょっとおかしかった。
2010年11月17日 | Comments(0) | 宮澤賢治
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