FC2ブログ

宮澤賢治イーハトヴ学事典4

けんじ4

つぎにたっぷりと賢治のものを読んだのは
全集(筑摩書房)を手に入れた時です。
奥付を見ると、私が21歳前後の頃のようですが、
入手のいきさつも、お金は私が払ったのかどうかも
すっかり忘れております。

大学時代にこれを少しずつ読んだであろうと思います。
全集には、薄い月報という印刷物がおまけのように
はさまれていて、これが案外おもしろく
楽しみに読んだ記憶があります。

先日ちょっとこの〈やま〉に書いたように
私は大学在学中から社会人になって3、4年くらいまで
子どもの遊び場にかかわっていました。
その関係で、紙芝居を作って
子どもたちの前で披露したことがあります。
どこでだったかもさっぱり覚えていないのですが
紙芝居のタイトルだけは覚えています。
「雪渡り」です。

四郎とかん子という兄弟が狐の幻灯会に招待されるお話です。
映画の後で黍団子が出された場面。
 
 それに狐の学校生徒がみんなこっちを向いて、
 「食うだろうか。ね、食うだろうか。」なんて
 ひそひそ話し合っているのです。かん子ははづかしくて
 お皿を手に持ったまま、まっ赤になってしまいました。
 すると四郎は決心して言いました。
 「ね。食べよう。お食べよ。僕は紺三郎さんが僕らをだますなんて
 思はないよ。」

というわけで、固唾をのんでみていた私たちもほっと一安心。
お団子はたいへんおいしくて、狐の生徒たちはもうあんまり悦んで
おどりあがってしまいます。
 
 キックキックトントン、キックキックトントン。
2010年11月19日 | Comments(2) | 宮澤賢治
コメント
『雪渡り』で思い出したこと
40年も前のこと。雪深い新潟県長岡市に転校した私はびっくりした。子供たちが踏み固めてない雪の上を歩くのだ!〈しめわたり〉か〈しみわたり〉と呼んでいた。前日陽が照って積もった雪の表面がとけ朝それが凍ると、その上を歩ける。その条件が揃った時だけ。そうなると道なんか歩かず田んぼの上を突っ切って学校まで近道できる、と言う訳。
私にはどうしてもできなかった。ちいさな頃からやってないとね。
うう URL 2010年12月06日 10:29:15 編集
Re: 『雪渡り』で思い出したこと
私もいま思い出した。そういうことしましたね。
ただ風情のあるそんな名前があったかどうか。
なつ代 URL 2010年12月06日 11:00:14 編集

管理者だけに表示する

プロフィール

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

ブロとも一覧

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード