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喪中はがき

大学時代に一般教養で「芸能」という授業をとっていた。
私はこの授業が面白くて欠かさず出ていたと思う。
受講者はちょっぴりだったように思うが。

それから何十年も経って、数年前、
武蔵美の80周年かなんかを記念して編集された、
立派な武蔵美の年代記が送られてきた。
それを読んでいたら、あの学生運動の時代、
私が入学する直前の頃の話が出てきて、
それを書いておられるのが、懐かしいあの時の、
「芸能」の先生だと知った。
当時先生は学生とそう変わらない若い教員で、
学生たちに熱い共感をもって、
大学改革をともに闘ったという感じだった。
私はこれを読んで大変感動して、
学生時代個別に話をしたこともなかった先生に、
絶対私のことを覚えているはずのない先生に、
お手紙を書いたのである。
そしてそのまま忘れていた。

今日ポストに一枚の喪中はがきが入っていた。
名前に心当たりがなく、誰だろうと悩んだ末、
インターネットのお世話になり、
それがあの佐藤健一郎先生の、
奥様からだということを突き止めた。

私が手紙を書いたのはその時一回限りで、
お手紙のやり取りをしたわけではない。
こういうお知らせをいただくような間柄ではない。
私の考えた結論。
あの時の手紙を、先生はきっと捨てずにとっておいて
くれたのだと思う。
残された住所録の何処かに挟んであったのか…
奥様はそれを見てお便りをくださったに違いない。

ひさびさに胸がいっぱいになったことであった。
合掌
2014年11月28日 | Comments(2) | 未分類
コメント
いい話だねぇ。しみじみ。お祝いシールありがとう。嬉しいです。もみの木ていい匂いするのね。
もりこ URL 2014年11月28日 17:39:44 編集
Re: タイトルなし
かすったような先生と生徒の関係ですが、
私もおもいがけないことでもあり、
本当にしみじみしました。
もみの木は実に爽やかな匂いで、森林浴した気分です。
なつ代 URL 2014年11月28日 18:06:44 編集

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