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「失われてゆく、我々の内なる細菌」8

これらの食品を食べることで、
抗生物質を取り込み、
耐性菌を作り出す可能性を増やすとともに、
耐性菌そのものを取り込む可能性もある。
実際にちょっとした怪我でも、
耐性菌が繁殖すると、あっけなく死んでしまうケースも、
出てきている。

耐性菌は全人類の脅威となるし、
抗生物質を使えば使うほど発現の可能性は高まるが、
我が子の病気が悪化する可能性が、
親にとっては一番の心配であるし、
万一悪化した場合に、
訴えられるかもという医師の恐怖によって、
相変わらず予防的にどんどん使われている。
日本の数字は出ていないからわからないが、
日本は世界的に見ても有名な薬の大消費国なので、
抗生物質についても大量に使われていると想像できる。

アメリカでは長い間新しい抗生物質は作られていない。
開発には膨大な時間とお金がかかるので、
製薬会社はやるきにならない。
よって、著者の表現によると、
同じカップケーキに別の色の砂糖ごろもをかけたような、
基本的に同じでちょっと違う、
というのものしか作られていない。
耐性菌を叩く薬がない以上、菌が蔓延すると、
いんにゃくさんのついとにあるように、
多くの人が死ぬという事態もあり得るということである。

そして最近になって、
新たに明らかになってきたのが、
耐性菌とは全く別の問題である。
抗生物質によって体の中の細菌叢が、
死んでしまうことによって、
マイクロバイオームが損なわれることによって、
引き起こされる病気があるという事実である。
2015年07月30日 | Comments(0) |
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