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フィールドの生物学シリーズから

アリヅカコウロギの研究者の、
「裏山の奇人」をよんだあとに、
同じ東海大学出版部の、
今度は淡水魚の研究者の中島淳の、
「湿地帯中毒」にかかった。
これはまたなかなか面白かった。

小松貴さんも良かったが二人とも、
なんて言うか本当にいい奴で、
小さい時から大好きだった生物を、
そのまま一生の仕事にした珍しく幸運な人たちです。
子どもというのは本当に色々なことに興味を持って、
飽きずに面白がるものだが、
最近では親や学校が、
なんだかつまんない人に変えてしまうことが多いように思う。
うまいことほっといてさりげなくサポートすれば、
(この二人の親や先生のように)
こんな立派な博士が誕生するという、
見本のような人たちで、研究対象に対する愛情をは、
本当に素晴らしいものがある。

淡水魚の方は、我が国の河川の状態の悪化で、
どんどん絶滅危惧種が増えてきて、
水辺の昆虫や両生類もそうだが、厳しい状態である。
ダムにしても護岸工事にしても、
水害対策というよりは、土木利権的な意味合いは、
かなり強いから、あまり意味のない工事も、
平気で行われている。
それによってこの世から生物の種が消え失せることに、
日本人はあまりにも興味を示さない。
農薬も人が食べない花ならいいとか、
昆虫のことは全く問題にしない。
海の放射能汚染も食用にする魚しか調べないのと同じ構造。
八百万の神と共存していた日本人は、
どこに消えてしまったのか。
それこそが真っ先に絶滅したんだろうか。
いつも、面白くてやや悲しいのが生物関連の本である。
2017年05月29日 | Comments(0) |
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