「職人の近代」

少し前みすずで買った本を読むのを忘れていた。
そうそうあれがあったじゃないかと、
読み出したのだが、久々に、
あっけにとられてしまった。
こんな本読んだことないと思った。

何か知らないことを知るとか、
別の考え方に出会うとか、
本を読むということは、そういうことだから、
何かしらの発見はあるわけだが、
今回のは特別な感じ。
理由が複合的で今のところまだはっきりとはわからない。

千代鶴是秀という道具鍛冶のことを書いています。
明治から昭和にかけた生きた、大工道具の名工です。
著者は、土田昇という人で、
大工道具を扱う道具屋にして、道具の研究者でもあります。
プロの文筆家ではないわけですが、
この人の文体の独特な美しさ。
饒舌の対極にあるケレンの無い静かな語りです。
口絵の鑿や鉋などの道具類の写真の美しさとそっくり、
静謐というやつです。
是秀という人もきっとそういう人だったのでしょう。
どう考えてもマイナーな分野の本ですが、
内容は深くて刺激的です。

これは、続く、です。

2017年07月06日 | Comments(0) |
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