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「マツタケ」

「マツタケ」は読み終えたんだけど、
紹介できるほど消化出来ていない。
ただものすごく画期的な本だと思うので、
そこだけ簡単な感想を書いてみる。
この本を一言でなんの本ということはできない。
わたしが本屋なら、どこの棚に並べるかで、
困ってしまうと思う。
菌類と松の共生、林業の歴史、商品の流通や資本主義のこと、世界のさまざまな土地で人はどのように森やきのこやお金と関わっているか、環境問題、アメリカにおける移民の暮らしと彼らが抱える戦争の記憶、(アメリカのマツタケは主にアジアからの移民が採っている)、こんな風にどれが主というふうでなくマツタケに絡む全ての要素が、
寄せ集められている。
もちろん日本の話もたくさん出てくる。
日本の商社のエグい東南アジアの木材奪取方法なども詳しく。
そして、それはわざとなのね。
この本は1人で書いているが、
元になる調査、フィールドワークは、
何人ものグループで行われている。
近年の学問の専門分化して狭い領域に限った、
研究の仕方に対する批判であり、
著者の考え方である。
そしてこの世界もそういう風に出来ているんだよという話も。
私がいつも書いてるマイクロバイオームの事で、またかと思われるかもだけど、
この地球上の生き物はみんな複雑に絡み合って、実のところどこまでが種かは判然としない。今までの分類学の方法は時代遅れ!と言う、
びっくりするような話も出てくる。
私が頭が悪いせいも勿論あるけど、
絡み合ったものをそのまま受け取ると言う思考法に慣れてないので、難しいと言うのもある。
とにかく安易に単純化してわかった気になると言うことへの批判ということかな。
当然ながらうまく書けなかったけど、
仕方ない。
でも、面白かったし、内容が濃いし、
刺激的な本だった。
2019年12月07日 | Comments(0) | 未分類
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